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大相撲名古屋場所は、安青錦が再大関昇進を決め、さらに優勝するという、感動に包まれて閉幕しました。誰もが心配した安青錦の左足首の怪我。とても相撲を取れるような状態ではなかったのに15日間を必死に土俵に上がった精神力。横綱を目指して精進する心技体の整った安青錦の優勝でした。歴史的な12勝3敗、3人による巴戦という大混戦で幕を閉じた2026年7月、名古屋場所。
満身創痍で見事に大関返り咲き優勝を果たした安青錦関には、日本中が感動に包まれました。しかし、その裏で多くのファンの「誤算」となったのが、小結・義ノ富士関の負け越しではないでしょうか。場所前の勢いからは誰も想像していなかった結末です。今場所は何が勝敗を分けたのか。解説の琴風親方の言葉も交えながら、安青錦の「勝因」と、義ノ富士が味わった「大切な経験」という敗因のドラマを徹底分析します。
徹底分析①:安青錦「10勝」ではなく「賜杯」を見据えた執念
ケガからの復帰、そして関脇陥落という崖っぷちの中で、安青錦関が見せた相撲はまさに鬼気迫るものでした。彼の勝因は、大関復帰の条件である「10勝」をゴールにせず、最初から「優勝」だけを狙い続けたマインドセットにあります。場所中に左足親指を痛めるアクシデントがありながらも、千秋楽の巴戦で見せたあの修正力。本割で完敗した熱海富士関を、決定戦ですぐさま寄り切った柔軟性は、精神的な余裕が生んだ賜物と言えるでしょう。
徹底分析②:義ノ富士の負け越しは土俵の神様からの「試練」
一方で、今場所の最大の波乱となったのが義ノ富士関の負け越しです。
彼の相撲を見ていて確信したのは、「安青錦を倒す」という目的のために、全てのエネルギーを注ぎ込んでしまっていたということです。事実、安青錦戦で見せた執念の相撲は見事でしたが、その一番に魂を込めすぎたがゆえに、他の力士に対する集中力や体力が持たず、まさかの星を落とす結果となりました。しかし、この悔しさは彼にとって決して無駄ではありません。
テレビ解説で琴風親方も仰っていました。「期待されている義ノ富士が負け越したことは、本人にとっても良い経験になった」と仰っていました。まさに土俵の神様が、義ノ富士関がさらに強い大関・横綱になるために与えた「大切な試練」だったのではないでしょうか。
徹底分析③:熱海富士と霧島 賜杯にあと一歩の「経験と焦り」
12勝3敗の巴戦に持ち込んだ熱海富士関と霧島関の2人も、今場所の主役として見事な意地を見せました。特に熱海富士関は、15日目の本割で単独首位だった安青錦関を一方的に押し出し、誰もが彼の初優勝を予感するほどの馬力を見せつけました。しかし、いざ優勝決定戦の土俵に上がった際、本割で勝ったがゆえの「守りの心理」や、一瞬の焦りが生じたのは否めません。決定戦で即座に作戦を変えてきた安青錦関の引き出しの多さに、最後は経験の差で一歩及ばなかった印象です。
一方の霧島関は、かつての綱獲りから一転して崖っぷちを味わう苦しい時期を乗り越え、千秋楽まで優勝争いを引っ張りました。大関のプライドをかけた復活劇は見事の一言ですが、中盤戦での手痛い取りこぼしが、最終的に巴戦という過酷なサバイバルを強いられる原因となりました。
徹底分析④:横綱・大の里の誤算 三役・平幕陣の「大の里対策」
そして、今場所もう一つの大きな誤算となったのが、2場所連続の休場から復帰した横綱大の里が、9勝6敗という成績にとどまったことです。
本来の圧倒的な出足が見られる場面もありましたが、今場所は明らかに立ち合いの鋭さに狂いが生じていました。特に中盤、安青錦関の見事な上手出し投げに屈した一番が象徴するように、三役・平幕陣の「大の里対策」が完全に確立されていたことが響いています。最高位としての重圧とケガ明けの厳しさを痛感する場所となりました。
三賞受賞の平幕陣が見せた、もう一つの執念(琴栄峰・高安)
今場所の激戦を語る上で、上位陣を脅かし続けた平幕陣の命がけの勝負も忘れるわけにはいきません。見事に殊勲賞を獲得した藤ノ川の活躍はもちろん、敢闘賞を受賞した琴栄峰と高安の執念には胸が熱くなりました。
千秋楽、敢闘賞を決めたものの土俵から控え室に戻る琴栄峰のあの悔しそうな表情が印象的でした。満足することなく、さらに上を見据えているからこその悔しさでしょう。
また、ベテランの高安の気迫溢れる相撲も素晴らしかったです。我が家では土浦出身の高安関を夫が熱烈に応援しているのですが、地元の期待を背負って土俵に上がる姿には、大きな感動をもらいました。
結び:12勝3敗が物語る「大相撲戦国時代」の幕開け
今場所の12勝3敗での巴戦という結果は、誰が勝ってもおかしくない現代相撲の「群雄割拠」を象徴しています。圧倒的な絶対者が不在だからこそ、義ノ富士関のように一つのドラマに魂を燃やし尽くす力士が生まれ、安青錦関のような不屈の執念を持った力士が賜杯を掴み取るのです。
土俵の神様が与えた試練を胸に、各力士がどう進化を遂げるのか。早くも9月場所の土俵が待ちきれません。
\ 読者の皆様へ質問です! /
歴史的な混戦となった今場所、あなたが最もシビれた「名勝負」は誰の取組でしたか?
また、義ノ富士関のこれからの復活劇についてどう思いますか?
ぜひ、皆様の熱い感想をコメント欄で教えてください!
ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
名古屋から日本中が感動で包まれた大相撲名古屋場所。安青錦の優勝を皆、祝福しています。横綱になる日も近いのかもしれません。感動をありがとうございました!次の秋場所も期待しています。
皆様の日常に、感動にあふれる素敵な夏休みがありますように。


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