こんにちは。【心技体を整える専門ノート】へようこそ。
今月12日から始まる大相撲名古屋場所では、安青錦は再関脇として土俵に立ちます。先場所は休場して番付を落として迎える名古屋場所です。再起を誓い、優勝を目指すと力強くメディアに抱負を語りました。新大関で優勝した後の、令和8年3月場所では、誰もが安青錦の優勝を信じて横綱になることを期待していました。しかし、想い通りには行かないのが人生です。この場所ではまさかの負け越し。次の場所の令和8年5月場所は怪我のため休場しました。そして今月12日からの名古屋場所に集中しています。
再関脇 安青錦の相撲に賭ける想い
令和7年9月場所で、小結に昇進したウクライナ出身の安青錦は、初土俵から所要12場所と最速で三役昇進を果たした21歳です。師匠の教えやおかみの支えを受けて、一気に番付を駆け上がりました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から逃れて、相撲を続けるため、友人のいる関西大で稽古を積み、その後、安治川部屋に入門しました。
初土俵は令和5年9月場所で、初入幕は令和7年3月場所です。前頭十五枚目で新入幕した安青錦はいきなり11勝4敗で敢闘賞を受賞しました。令和7年5月場所でも11勝4敗と言う成績で、新入幕から2場所連続の好成績で敢闘賞を獲得し、幕内でも強さを見せました。
初土俵から12場所の最速で初金星
初めて上位総当たりとなる前頭筆頭で迎えた令和7年7月場所では、3日目に横綱・豊昇龍に勝って初土俵から12場所の最速で初金星を挙げるなど、千秋楽まで優勝争いに加わり、11勝を挙げて三役昇進を掴みました。ただ、14日目に草野(義ノ富士)に敗れていました。この場所から、義ノ富士との戦いが始まったと感じます。また、この場所では技能賞を受賞しました。初土俵から所要12場所での三役昇進は、昭和33年以降、幕下付け出しを除いて元横綱・朝青龍などを抜いて最速でした。令和7年9月場所では小結として11勝4敗という好成績でした。熱海富士や横綱豊昇龍に勝ち、令和7年11月場所では新関脇に昇進しました。
安青錦の持ち味 内無双 渡し込み
数々のスピード記録をうち立ててきた安青錦の最大の持ち味は、低い姿勢を保ったまま攻める相撲です。低い姿勢の相撲に加え、相手の内ももを手で払って体をひねって倒す「内無双」や相手のひざか太ももを片手で外側から抱え込んで引き、もう一方の手で相手を押し込み、体を預けて倒す「渡し込み」など多彩な技も安青錦の強みです。
令和7年11月場所での幕内優勝と令和8年1月場所での連続優勝
そして令和7年11月場所では、新関脇となり、12勝3敗で幕内優勝を果たし、殊勲賞と技能賞を獲得しました。安青錦の快進撃はまだ続きます。この後、令和8年1月場所で大関に昇進しました。そして見事に連続優勝を果たしました。大関として、来場所でこのような成績を挙げれば、綱取りに挑戦できる予想が高まりました。
予期せぬ負け越し
令和8年3月場所では、綱取りの大事な場所でしたが、結果は7勝8敗という、負け越しになりました。
これには誰も予想していませんでした。順調に勝ち星を挙げて、横綱になるという夢が実現するだろうと誰もが思ったことです。負けた力士は、義ノ富士や熱海富士、琴勝峰もいました。研究されていたのでしょうか。横綱昇進には、「待った!」がかかりました。そして次の場所の令和8年5月場所では怪我のため休場となりました。本位ではなかったでしょう。でもこの休場で、怪我をした体をしっかり治して、再び土俵に帰って来ます。
短期間のスピード出世した安青錦に、自分を見つめ直す時間を、休場という形で土俵の神様が与えてくれたとしか思えません。天は超えられない壁を与えないといいますが、この名古屋場所で安青錦の復活を期待しています。
| 場所 | 番付 | 成績 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 令和7年9月 | 新小結 | 11勝4敗 | 技能賞 |
| 令和7年11月 | 新関脇 | 12勝3敗 | 幕内優勝 |
| 令和8年1月 | 新大関 | 12勝3敗 | 連続優勝 |
| 令和8年3月 | 大関 | 7勝8敗 | 負け越し |
| 令和8年5月 | 大関 | 休場 | 怪我の治療 |
| 令和8年7月 | 再関脇 | 出場中 | 再関脇 |
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
7月12日から始まる大相撲名古屋場所で、どんなドラマが繰り広げらるのか楽しみです。心技体を完璧に整えることができる力士が優勝するでしょう。自分を信じて土俵に上がる勇気を絞り出す安青錦を、皆さまとご一緒に応援していきましょう。
読者の皆様へ、季節の変わり目です。どうぞお身体ご自愛下さい。今年も元気に夏を乗り切りましょう。


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